中田の手術は５月１０日・復帰までの道程を考えてみる

Written on 5月 7th, 2010 at 8:00 pm by シンキチ

日刊スポーツにも掲載されていましたが、中田の左膝手術は５月１０日に実施。そして同１３日に退院と決定したようです。

今までは、手術を受けないという方針だった為、いつ左膝が完治し、いつ復活出来るのかというのは殆ど未定の状態でしたが、今回の手術で復帰時期が１～３ヶ月後とほぼ断定されました。これは、勿論、術後に何も問題がなければの話ですが、中田の復帰を心待ちにしているファンにとっては、朗報だと思います。

そこで今回は、中田の復帰時期をより明確にする為に、手術から復帰までの道程を自分なりに推測してみる事にしました。私自身には医学に関する知識が全く無いので、こちらの「健康・医療館　膝半月板損傷」というサイトを参考にしています。

そもそも半月板の損傷って何？

具体的な復帰までの道程を考える前に、半月板についての基礎知識を少し。

膝を触ると分かるのですが、この部分は、太ももを形成している骨とスネを形成している骨がちょうどぶつかる部分、すなわち関節になっていますよね。半月板とは、その膝関節の間にある軟骨で、関節の適合性を良くしたり、膝にかかる荷重を分散したり、さらには膝が受ける衝撃を軽減するクッションのような働きをしているようです。中田は今回、この半月板の一部を損傷し、関節をスムーズに動かす事が出来なくなったので痛みを感じるのだと思います。

半月板損傷は軽度（損傷箇所が小さい）であれば、保存治療でも十分に治るようです。しかし、症状が重いのにも関わらず、そのまま放置をすると、膝の周りにある靭帯を痛めたり、半月板以外の軟骨や骨を痛める可能性もあり、そうなると一気に症状が悪化するようです。今回の中田は当初、手術をせずにそのままの保存治療で復帰を考えていた程ですから、そんなにもひどい半月板損傷ではなかったのでしょう。

半月板損傷の手術方法

半月板損傷の手術方法は大別して、半月板縫合法と半月板切除法の2種類。どちらが選択されるかは、実際の損傷状況をみて判断されるようです。

半月板縫合法とは、その名の通り、断裂した半月板を縫い合わせる手術方法。術後に損傷箇所が治癒する可能性が高いと判断されれば、こちらが選択されるようです。しかし、自然治癒を待つ形になるので、リハビリにかなりの時間がかかるようですね。

対する半月板切除法もその名の通り、傷んでしまった半月板を切除する手術方法。縫合手術での治癒が困難な場合、こちらが選択されるようです。基本的には可能な限り切除部分を最小限に抑え、半月板の形を整えるといった手術方法のようですね。

ちなみに、中田がどちらの手術を受けるのかは不明です。

中田・復帰までの道程

半月板を損傷すると、その後の２週間で約１５％、一ヶ月後には、約３０～５０％の筋力が低下すると言われています。中田がケガをしたのが、４月２１日で施術日が５月１０日。この間、約３週間の時間が経過し、恐らく、すでに膝周りの筋力も大きく弱ってきていると思います。

５月一杯

術後すぐは勿論、絶対安静ですが、時間の経過と共に軽い運動をしていく。

６月上旬

徐々に運動量を増やして行き、膝を支えるハムストリングなどの筋力を強化。ストレッチなども念入りに行い筋肉が硬くならないように注意し、筋力・筋持久力・柔軟性を回復させる。

６月下旬

より野球に特化したトレーニングを開始。野球に関連する動きを運動に取り入れながら、動ける体を作っていく。

６月下旬～７月上旬

現場へ完全復帰。

７月下旬

二軍で大暴れした後、一軍へ再昇格！

つい勢いで一軍再昇格の時期まで書いてしまいましたが、順調に回復すれば、６月下旬か７月の上旬くらいには、現場に復帰できると思います。これをリハビリの初期段階で焦ってしまい病状が悪化するともっと先になるかもしれませんが、その辺は中田も分かっていると思うので大丈夫でしょう。後、体重が１キロ増えると膝にかかる負担が４キロ増すと言われているので、体重の調整も大事になってくると思います。

こんな感じで、中田の復帰までの道程を自分なりに考えてみました。
あくまでも推測プラス願望ですので、この通り行くかは不明ですが、中田の復帰が待ち遠しのは言うまでもありません。

無理せず・焦らず・早まらず、しっかりと復帰までのスケジュールを組んで調整して欲しいです。

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