2011年のキャンプが始まりすでに10日が経とうとしていますが、今年はやっぱり、ファイターズのいる名護が日本のどのキャンプ地よりも熱くなっていようですね。理由は言うまでもなく、ドラ一ルーキー斎藤佑樹投手が凄まじい人気を誇っているため。
連日の報道からも彼の人気ぶりが十分に伝わってきますが、名護球場に行くとそれがどれだけ凄いか肌で体験することができます。
こちらは、臨時駐車場から名護球場に向かうシャトルバス。球場から車で5分ほどの所にある名護漁港内に設置された臨時駐車場から、一日に何往復もこのシャトルバスが出ているようです。勿論、去年はこんなモノはありませんでしたし、球場真横にある駐車場に余裕で車を止めることができました。
その球場横にある駐車場というのも何故か今年は関係者専用になっているようで、去年にはキャンプなどに興味がなかった関係者の方がたくさん来られてその駐車場に止めているようです。関係者のみなさん、今年だけ張り切るのはどうか勘弁して下さい・・・
話が変な方向へ進んどりますが、ここまでの事を簡単にまとめると、「今年の名護は人が多すぎて、例年のようにゆっくりと野球を見るのが難しいかも・・・」という愚痴と言い訳をつらつらと書きました。
さて、本題の中田についてですが、実はまだ実際に中田の打撃を見れていません。勿論、テレビやYoutubeではすり切れるほどに、彼の打撃を観察したのですが、生で彼のフリー打撃をまだ見れてないんです。
去年の春・秋と全く同じ球場の同じ席で中田のフリーを見たので、今年の春もそこからの中田を見てみて、その成長をぶりを思いっきり噛み締めてみたいのですが、球場へ行けるタイミングが非常に良くなく、まだ、生中田フリー打撃を見られていません。
一度目は混乱を避けるために練習休養日を狙って球場に行きました。去年のキャンプで中田は、全ての休日を返上し、休養ゼロでやり切りましたので、今年も必ず休日を返上して練習をすると思ったのですが、結局その日はグラウンドには現れずに、室内でマシンを打ち込んだようでした。
ただ、帰る途中にファイターズナインが宿泊しているホテルの前を通った時、たまたまファンサービスで写真撮影をしている中田を見つけました。
なので、私もまぎれてパチパチと。右がその写真になります。
ありがとう、中田!
でも、そこでも本当に中田は成長したと感じましたよ。
たくさんのファンが中田を取り囲んでいたのですが、嫌な顔一つせずに淡々と一組一組写真撮影をこなしていました。最後の方になると、自分から「次の方、いらっしゃいますか?」などと気を使ったりして、本当に色んな面で成長してきたと感じました。
そして、今回の二度目は小雨が降る午前中に球場へ行きました。
もしも練習をやっていれば、人は少ないだろうなと思ったのですが、全然そんなことはない。そこら中から佑ちゃんコールが響きわたってました。
ちなみに、雨あしが強くなってきたので、私は午前11時頃には退散。その時点では外の練習はなく、ブルペンを始めとした室内練習のみでした。
まあ、今できる中田のキャンプレポートはこのくらいです。
しかし、テレビや動画を見る限りでは、今年の中田のスイングは去年のこの時期と比べると雲泥の差と言っていいほど良くなっています。具体的な部分はまたフリーを見てからにしたいと思いますが、中田の打撃を見ていると去年よりもバットが長く見えてきませんか?
勿論、実際に見て取れるほどバットを長くしたという事はないでしょうが、見ている人間にバットを長く感じさせるスイングが出来るということは、それだけ、ヘッドを効かせた鋭いスイングが出来ていると言うことです。巨人の小笠原や坂本もかなりバットを長く見せる打者だと思いますが、今の中田も彼らに負けないくらいバットを長く感じさせます。
また、冬場に鍛えた下半身の安定っぷりも正直去年とは全く違います。
中田は基本的にステップが広めの打者なので、踏み込んだ時に多少体がピッチャーよりに流れてしまうのですが、今年は下半身がドシッとしているため、上半身が流れても下半身でそれをピタっと止めながらスイングが出来ています。こうなると、回転軸のブレが少なくなりますし、強いひねりも加えることが出来ますので、力を入れすぎなくてもボールが飛びます。力を入れなくてもボールが飛べば力みも減りますし、しっかりとボールを捉えられる確率も上がるのでプラスの効果も大きいです。
また、左ひじのたたみ方や右手の返しも、去年より格段に上達しています。今までは押し込むという意識が強すぎてどうしても左脇が開いてしまい回転の妨げになっていたいのですが、今年はこれを閉めることをかなり意識しているようで、その結果、綺麗な回転でのスイングにつながっています。下の動画でカーブマシンを打っているシーンがあるのですが、そこが一番分かりやすいと思います。(1分50秒前後)
今年のこのスイングは去年の秋に見た時には、正直、まだ全然出来ていませんでした。あの時も、「かなり成長している」、「来年は必ず活躍できる」とこのブログに書いたのですが、現状のスイングを見ていると、その頃よりも遥かにいいので、このまま行けば、今年の大ブレイクはかなりの高確率だと思います。
さて、各球団ともそろそろ基礎練習が一段落して、より実践的な練習へとトレーニング内容をシフトさせています。我らが中田も連日の報道を見る限り、ドンドンと打撃の調子を上げているようなので、練習試合・オープン戦と期待は高まるばかりですね。
時間を見つけてもう一度名護まで行ければと考えています。
16,394 Responses to “2011春季名護キャンプ:中田の打撃を見れず終い”