2010年7月20日、対ロッテ戦。中田がついにプロ入り初ホームランを放った!
プロに入って3年目、実に91打席目にして出た初アーチ。野球人生で数百本ものホームランを打ってきている中田ですが、恐らく、最も心に残るホームランになったと思います。
その記念すべきプロ入り初アーチはロッテの先発・大嶺から。第一・第二打席はしっかりとボールを見てのフォアボール。今考えてみるとこの二つのフォアボールは、この後放つホームランへの伏線だったのかもしれません。
ホームランを放った第三打席
この打席の中田は、自信満々でバッターボックスに入ったように見えました。恐らく、相手投手がほぼ同年代の大嶺だったということ、さらには前の二打席でフォアボールを取って結果的に大嶺の腰を引かせていたこと。中田は打席に入った瞬間から優位に立っていたような気がします。
そして初球。
ロッテバッテリはー外のストレートを選択。中田はコレを強振し空振り。しかしこの空振り見た大嶺は、さらに嫌な感じを受けたと思います。
2球目、3球目、4球目とロッテバッテリーはあくまでもアウトコース中心の配球。
そして、カウント2-2からの5球目。
ロッテバッテリーは中田が最も不得意とするインサイドへのストレートを選択。
中田はそれを無心で振り抜く。
打球はファイターズファンで埋め尽くされたレフトスタンドへ一直線。
打った瞬間それだと分かる特大のホームラン。
一塁へ走りだした中田は会心のガッツポーズ。
これが記念すべき中田のプロ入り初アーチ!
この先、どんな大記録を作ってくれるか分かりませんが、今日、この打席がその大記録への第一歩。
本当に素晴らしい一撃だったと思います。
中田が見せた一つの答え
中田が春先に二軍に落とされた理由は、ストレートに対応できず、甘いボールを仕留めきれない打撃不振が原因でした。特にインコースへ入ってくる速いストレートは、どうしても詰まってしまい「中田にはそこに投げていれば間違いない」と言われるくらい苦手にしていました。
しかし、中田が今日打ったホームランは、その苦手のインコースへ来た141kmのストレート。しかも、少しシュート回転で食い込み気味に入ってくる、打者としては非常に打ちにくいボール。ほとんどの場合、詰まって凡フライになるか良い当たりをしてもファールになってしまいそうな、そんな厳しいボールでした。
しかも、その前まではアウトコースを中心に攻められ、この打席では始めて投げ込まれたインコース。目が外に向いている状態で、あの厳しいインコースのボールに対して瞬時に反応ができた。これは、中田が成長した証以外の何物でもありません。
今までの中田でしたら、このボールは恐らくファールにしてしまっていたでしょう。それが今日の中田は一振りで仕留められた。
ケガをして、十分な時間をかけて打撃改造をする事ができなかったと思いますが、そんなハンデも乗り越えて見せた中田の一つの答え。これは本当に評価されるべき事だと思いますし、中田本人にとっても大きな自信になったと思います。
恐らく、このホームランを機に中田は何かから解き放たれたように打ちまくるでしょう。
ピンチの後にチャンスあり。
ケガに耐えたご褒美が今日のこのホームラン。
本当におめでとう中田!
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