「中田も相当悩んでいたんだなぁ」と言うのが、真っ先に思った私の感想。
野球小僧4月号の中では、自身の打撃に悩む中田の姿が、彼へのインタビュー形式で細かく紹介されていました。
中田が最も悩んでいたのは、打撃時のタイミングの取り方。
色んな方に「タイミングの取り方が遅い」というアドバイスを貰うようなんですが、昔の自分は、正直それがどういう事なのかが理解できなかったと記事では書かれています。
それはそうだと思います。
小中高とスター街道を歩んできた中田は、何も考えなくても簡単に相手投手を打ち崩してきました。
高校に入学してもすぐに甲子園でHRを打てるくらい、ずば抜けたパワーが有りましたし、
そんな人間が金属バットを使うのですから、どんな打ち方をしても、どんなにタイミングがズレても
パワーで何とかしてきたに違いありません。
事実、記事内でも、高校の時はパワーが全てと考えている自分がいたと語っていましたが、
プロに入ってそれでは全く通用しない思い直したようです。
そこで始めて打撃について真剣に悩み始めた中田が、
急に多くの人から色んな事を言われても、すぐにそれらを理解出来るわけがありません。
インタビューではその辺りの事を本当に素直に答えていました。
去年までの中田は、自分が理解出来ない事を出来無いままに放置していた気がします。
自分からコーチに質問していく事も少なかったようですし、他の選手の良い所を積極的に
盗んでいた事もあまりありませんでした。
しかし、今年の中田は違います。
このタイミングの取り方についても、自分から進んで福良コーチを始め色んな方に質問したそうで、
その結果、自分の中で分からなかった事が理解出来るようになってきたと記事内でも紹介されています。
なぜ去年まではこの「自分からすすんで聞きに行く」と言う事が出来なかったのか?
インタビューでは、凄く面白い事が書かれていました。
一年目は特にそうだったのらしいのですが、最初の練習試合で阪神の筒井投手からHRを打ち、
勝手に自分はプロでやれると勘違いし、思いっきり天狗になっていたようです。
これは中田自身がそうだったと語っています。
しかし、いま振り返ってみるとキャンプ序盤でまだまだ調整段階の投手から
HRを打った所で全く意味はない。なぜなら、シーズン中に来るボールは
その時のモノとは比べものにならないから。
一年目・二年目はそんな事にも気づかずに単純にうぬぼれていたと中田は語っていました。
そういえば、「誕生日とかに良く打ったりします。自分は何か持ってるんでしょう」などと言った
天狗的な発言が昔あったような気が・・・・・。
そんな事も今となっては昔話。
今年の中田は、このままではいけないという事をはっきりと自覚しています。
キャンプを見ていても去年までの練習態度とは大違いですし、
それが徐々にではありますが結果にも繋がってきています。
その中でも、中田にとって最も大きな事は、首脳陣やチームメイトが中田の頑張りを認め、
徐々に信頼し始めてくれている事。
調子が良くなくても、簡単に代打を出されたり、二軍に落とされたりといったことがなくなってきて、
「頑張ってるから何とかもう1打席与えてやろう」といった情まで生まれ始めています。
これは、一二軍の当落線上にいる中田にとっては非常に有難いことです。
中田はこの期待に全力で応えていかなくてはなりませんね。
もっともっと書きたい事は山ほどあるのですが
あまり記事内容について書き過ぎると「野球小僧」さんに怒られそうなので、
この辺にします。
明日からは、千葉でロッテとの3連戦。
中田が得意な野外球場です。
しかも、土日に関してはさらに得意なデイゲーム。
大きな当たりが期待出来そうですね。
明日の先発はファイターズが八木、マリーンズが成瀬。
左の成瀬が相手ですので、中田の先発出場がありそうですね。
成瀬を打つのは難しいでしょうが、ここら辺でバットでアピールして欲しいですね。
Special Thanks
私が、野球小僧4月号に中田特集が掲載されているのを知ったのは、
このブログに頂いたコメントがきっかけです。
もしも、あのような有益なコメントを頂いてなければ、
この中田の記事を読む事は出来なかったと思います。
本当に有難うございました。
コメントを頂ける皆さんには本当に感謝しております。
2月 17th, 2022 at 23:24:46
3decreased
11月 3rd, 2023 at 0:31:57
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