各方面で物議をかもしたノーステップガニ股打法から一転。中田がまたまたフォームを変えてきました。
以前と今ではどこがどう違うのかと言うと、まずはノーステップを辞め、タイミングを取るために足を軽く上げるステップに変更。実はこのステップにする前に、一度、二段ステップのタイミングの取り方にしていたのですが、今はそれも辞めて、この「足上げステップ」に変更しています。
今の所、この足をあげるタイミングの取り方自体についての良し悪しは非常に難しいところですが、私は、1つ前の二段ステップよりかは遥かに良いと思います。ただ見ている限り、まだまだ足を上げるタイミングもまちまちですし、動きが凄くぎこちなく慣れない感じがします。
もう一つのメジャーチェンジは、構えた時のバットの位置。ノーステップの時は、トップの位置付近にバット置いてそのバットをピンと立てていたのですが、今は、右肩近くで少し担ぐようにバットを寝かせて構えています。
これもトップの位置に持ってくるという打席内での動きが増えることに繋がるので、その良し悪しについては現段階では分かりませんが、どちらにしても慣れが必要です。
とにかく、動画で以前と今のフォームの違いを見比べてみて下さい。
こちらが前のフォーム
そしてこちらが今のフォーム
以前のノーステップ打法も結果を残していた上に、中田の「体の前後移動」というマイナスポイントを上手く修正していただけに、今回のフォーム変更がプラスになるのかどうか分かりませんが、長い目で見ると、恐らく、この変更はプラスになるのではと思います。
ただ、タイミングを取るのに足を上げたり、バットをトップまで持ってくるという動作が増えてしまっているので、どうしても崩されるリスクが高まってしまいます。なので、まずはこのあたりを中田がどう対応していくかが見物だと思います。
ちなみに、今回の中田のフォームは高校二年くらいのモノに似てきた感じがします。勿論、右脇の締めや重心がキチッと後ろに残っている当たり、あの頃より今のほうが格段にいいのですが、でもどこかやっぱり似ている気がします。
出来れば、これより一年前の高校1年の時のフォームに戻れば言うこと無しですね。
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